
不動産担保ローン 審査甘い
不動産担保ローンはカードローンなどとは違い、金融機関に不動産を担保としてお金を借りる方法です。一般的に無担保ローンよりも審査甘いキャッシングができます。取扱金融機関は、銀行や政策金融公庫のバンク系、ノンバンク系に分かれます。
そこで気になる審査ですが、バンク系が厳しくノンバンク系が甘いと言うのは、普通のキャッシングと同じです。バンク系の審査に関しては、提出書類が多くなっていて、抵当権に関しても第1位でなくてはならないとか、個人信用情報機関の照会での金融事故があるだけで審査が通らないことも多いです。
バンク系の不動産担保ローンのメリットは、金利が安いことにあります。多額の融資が多い不動産担保ローンの場合、金利はもともと低いですが、低ければ低いほど返済総額が変わってきます。ノンバンク系は借りやすい甘い審査になりますが、金利が高いのがデメリットになります。
どうしても今必要な資金が比較的早くに用意できるのは良いのですが、金利の高さは返済に大きな負担をかけてしまいます。不動産担保ローンの場合、その返済が負担になり、結果的に売却に至るケースも少なくないのですが、その時にかかる手数料などでも負担が増えることになります。
不動産担保ローンの申込として、審査が甘いノンバンク系のところを利用するときには、必ず返済計画をしっかりと立ててから行うことが大切です。大切な不動産を失うことがないように、返済の可能性がない場合には他の方法を考えなければならないことになります。
不動産担保ローンは、法人個人誰でも利用ができる資金調達方法です。自宅を担保にして必要な資金を作ったり、まとめローンなどにも最適です。特にまとめローンに関しては、多重債務で高い金利を支払っている方にとっては、自宅を担保にしているとは言え返済状況を大き減らすことができます。
不動産担保ローンというと、会社が資金繰りのために何千万円、何億円というローンが想像できますが、個人の多重債務のための借り換えとしても使うことができます。もし、1千万円のマンションにお住まいの方が不動産担保ローンで多重債務分を借りて、今よりも低い利息で返済していく、そんな用途もできます。その際、もちろん審査が存在します。
審査に関しては、いくら借りられるかは不動産の評価額によりますが、多分予想しているよりは低いです。評価額の7割程度と相場が決まっていますが、その評価額都は金融機関が定めるものです。1千万円のマンションでは、700万円と単純計算ではないのです。
また、返済能力も左右される審査項目です。そのあたりは無担保ローンと同じように、融資額に対して返済できるだけの収入がなければ話にならないのです。年金生活者が、1千万円腸の不動産担保ローンが組めるかと言うと、そうではないです。
審査が甘いとされる不動産担保ローンでも、この収入に関しては返済能力はしっかり見られることになります。ただ、限度額を小さくして、返済できなければ競売を考慮に入れた貸し方をすることがあり、多少の収入の低さでも借りられる審査の甘い金融機関もあります。
この時に注意したいのが、審査が甘く簡単にお金を貸してくれるところほど金利は高いということです。収入でうるさく言うのは、債務者にとって不動産を失わないための一つの手段とも言えるでしょう。
案外と地方銀行が狙い目
不動産担保ローンで融資条件が良いのは銀行です。厳しい審査を通ることができれば、低金利での不動産担保ローンを利用することができます。
銀行と言っても、全国展開のメガバンクから地方銀行もありますが、地方銀行の不動産担保ローンは狙い目だと言われています。地元に強い地方銀行の場合、商品として宣伝はしていないものの、ご相談くださいというスタンスはきっとあるはずです。
日ごろから銀行での取引のある企業はもちろんですが、公共料金などの引き落としをしている個人なども相談をしてみると良いでしょう。地方銀行ですと、評価額の相場なども正確に知っていることも多く、手続きなどもスムーズです。
地方銀行であっても審査は厳しいのですが、個人信用情報機関に事故情報がなく、安定した収入があったり、公務員などですと審査は通りやすいと言われています。
大都市周辺ですと、不動産担保ローンの民間金融機関も多いですが、地方ですと店舗として構えているところは極端に少ないですし、このようなところは金利も高いです。地方銀行の場合の不動産担保ローンは低金利は期待できますし、取引があるところなら保証会社からの審査がOKなら対応してくれます。
地方銀行は審査が甘いというのではなく、窓口として言いやすく相談しやすい環境であることは確かです。収入がしっかりとしていて、返済能力の高さがアピールできれば、銀行としても上客扱いになるでしょう。商品として提供していない銀行でも一度相談してみる価値はあります。
審査の規準 結構複雑な仕組み
審査の甘さの規準として、融資の早さがあります。不動産担保ローンの場合、無担保ローンと違って不動産の評価額が必要になります。希望金額に見合うだけのものをすぐに算出することができません。また、実際に融資まで行きそうだったけれど、税金が未納、抵当権の書き換えなどの手続きがあります。
無担保ローンのカードローンや消費者金融のキャッシングのように、即日融資はまずないと言っても良いでしょう。ノンバンク系の業者で、3日というのが不動産担保ローンでの最短コースと言っても良いかもしれません。
銀行融資の場合は、長いところでは1ヶ月間も審査に要するところも珍しくありません。急な資金調達の手段としては、不動産担保ローンは不向きです。審査が甘い点で、すぐに融資ができますと言っても、内容把握などですぐに融資ができないのも現状です。
不動産担保という性格上、金融機関としても迂闊に契約に踏み切れないのです。また、評価額に関しては、一定ではなく途中で上がり下がりする生き物です。最悪なのが、評価額が下がることで急に融資額が減額され、無理な返済を迫られたり他の担保物件の提出などがあります。この点を甘くしてくれるところは少なく、不動産担保ローンの難しさもあります。
無担保ローンのように100万円を借りたい、では審査という単純なものではなく、この不動産担保の評価額は幾ら?だからいくら借りられる?と言う話から入る不動産担保ローンは、審査を甘くできない部分もあります。
審査は甘いということ?
不動産のことは不動産会社。金融機関以外にも、不動産の売買をしている会社でも不動産担保ローンの取扱をしています。注目は収入ゼロにも対応している審査が甘い不動産担保ローンもあることです。金融機関や消費者金融などの場合は、ここの収入が審査として大きいのですが、不動産担保の価値が高い場合は、不動産会社での不動産担保ローンも注目です。
この対応については、いろいろ考えられるのですが、最近は債務整理の一つとして任意売却があります。自宅を競売に欠けるのではなく、市場価格で売却をして、債務整理をするものです。自宅は失いますが、借金はキレイになりますし、任意売却先には不動産会社か介入して賃料を払うことで、その家にそのまま住めることができます。
不動産会社では、金融機関と違い不動産そのものの価値を見出すのなら、売却ありきでのローンもあるということです。もちろん競売などではなく、市場価格での売却もできますから、考え方によっては金融機関割も審査が甘いといえます。消費者金融にある総量規制も対象外になりますから、収入は無関係のローンができるということです。
気になる不動産会社の不動産担保ローンですが、銀行並に低いのもメリットとしては大きいです。そして場合によっては、即日融資ができるところもあり、すぐに手続きに入れる不動産担保ローンもあります。
全国対応ではない場合が多いですが、厳しい審査の銀行融資、高い金利の不動産担保ローン専門業者よりも不動産会社というのも候補の一つにどうぞ。