不動産担保ローン 審査甘い2

不動産担保ローンと消費者金融


不動産担保ローンと消費者金融はどちらが良いですか?借金相談の掲示板で、こんな質問がありました。消費者金融は広くお金を借りる方法として知られていることですが、不動産担保ローンはあまり知られていないことでしょう。

回答者のファイナンシャルプランナーのコメントでは、一概には言えません。一般的に不動産担保ローンの方が金利は低く、審査も甘いですということでした。それなら断然、不動産担保ローンの方が良いと思ってしまうことです。

金融機関からの借入れで、審査が甘く金利が低いのは好条件です。お金を借りに消費者金融に行こうと思ったけれど、不動産担保ローンに切り替えようと思うのも良いでしょう。しかし、今の世の中、お金を借りると言えば、消費者金融です。不動産担保ローンの方が好条件なら、そうはならないはずですが。

不動産担保ローンには、消費者金融にないデメリットも多くあります。審査が通りやすく、融資額も大きい、他社借入れしている多重債務者にも対応してくれます。しかし、借入の際に短時間の審査ではなく、綿密な審査があり時間もかかります。申込から、1ヶ月以上かかる銀行融資も珍しくないのです。ですから、今すぐお金を借りたい方にとっては不動産担保ローンは不利です。

審査が甘いことだけは、有利な借入です。不動産担保ローンは、銀行だけではなく専門業者も存在していて、銀行よりも審査は甘くなっていて融資も早いです。不動産担保ローンの融資額にもよりますが専門業者は少し金利が高く、高額借入れで返済期間が10年以上の場合は、総返済額はかなりの金額に達します。

消費者金融と不動産担保ローンはそれぞれ一長一短あるのですが、もし、現在消費者金融から借入れができないブラックリストでも対応しています。審査の甘さでは決定打とされることですが、一応ブラックリスト対応のところも少なくありません。ただし、収入があり、返済目処が付く方に限定です。

総合的に見て、不動産担保ローンに関しては、借りやすいローンと考えてよいでしょう。諸経費はかかるものの、返済不能になったときには手放せば良いという安心感もあります。返済しなくても良いということではなく、いよいよになったとしても担保があることで、返済にも余裕が出るということです。一番回避したいことですが、金融機関にとってもおおきなポイントです。

審査も甘いし低金利な不動産担保ローン


消費者金融で借入ができなくなったから、不動産担保ローンに切り替えた。不動産を担保にしてお金を借りる方法は申込だけですと、とても簡単です。金融機関では自社の評価額を算定し、その7割程度を融資とします。申込者の情報として他社借入の返済状況や収入などを審査した上で、適正とされる金額の融資になります。

この融資額は、金融機関によってまちまちですし、審査基準も曖昧です。例えば、消費者金融のように多重債務者はNGということもありません。申込の時に不動産担保ローンを元に多重債務のまとめローンをしたいと申し出ることもできるなど、審査の範囲は広いといえます。その点で、不動産担保ローンは審査が甘いと言われる理由です。

金融機関では、住宅査定には、厳しい数字をつけます。市場価格よりも低いのが一般的で、会社によっても数字はバラバラです。専門業者では、スピード重視で、評価額、融資額ともに高めになっていて、借りやすいと言われています。要するに銀行の不動産担保ローンよりも審査は甘いということです。

審査が甘いとされる不動産担保ローンは、金利も低く設定されています。銀行などでは、5%以下の不動産担保ローンも珍しくはないのですが、この低金利の場合は、5000万円と言うような高額な場合です。専門業者では少し高いのですが、それでも消費者金融と比較をすると断然低金利です。審査が甘くて金利が低い不動産担保ローン。

今まで消費者金融と取引をしたことがないなどは、低金利の部分が魅力になることでしょう。しかし、手軽さで言うと、不動産担保ローンは面倒です。融資金額によって手続きにかかる料金は変わりますが、最低10万円以上の手続き料金は発生します。その金額も融資したと考えれば良いのですが、消費者金融などにはない手続き料金や提出書類の多さで辟易してしまうこともあります。

ですが、消費者金融で借入ができる範囲内の借入を不動産担保ローンでした場合、低金利である点では、総返済額が小さくなるのは確かです(融資金額と返済期間によってはそうとは言い切れない)。

借金に対して返済額が小さいことは何よりも大切なことです。申込前にはわからないことですが、煩雑な手続きは大変ですが、実際に返済を始めると低金利のメリットが生きてきます。審査の甘さと低金利、魅力は大きいですから、不動産をお持ちの方でお金の借入をしたい方は、是非不動産担保ローンも検討してみてください。

これしか借りられない?


不動産担保ローンの専門業者もいろいろです。最近ではインターネットでの申込ができますから、全国対応の業者も増えています。

不動産担保ローンの仕組みは、担保として差し出す不動産の評価額の査定から始まります。地域によっては、その不動産ではお貸しできませんという結果もあります。審査をする前のNGですが、これは仕方ないことです。不動産の価値がないと判断されたのでは、お金を借りようがないのです。

インターネットだけではなく、地方銀行などでも不動産担保ローンは行っています。こちらも同じく価値が小さい不動産などでは借入対象にならない事も多く、普通のローンを勧められることが多いです。銀行ローンに関しては、一般的な不動産担保ローンよりも高金利です。銀行側としては、そちらの方が良いという営業パターンです。

住宅や土地があればなんでも良いのではなく、基準があるということです。この点については、消費者金融は申込者個人の状況だけですが、担保内容が問われる事になってしまうので、必ずしも借入れができると限らないのです。これは、個人向けの話しであり、会社や事業者は別の融資などもあり、地方銀行などでは、より親身になって相談に乗ってくれます。

担保の価値は融資額にも反映します。1000万円と100万円の担保の価値の違う不動産では、同じ融資額ではないということです。当然1000万円の方が高いのです。また、市場価格の査定と大きく違うこともあります。現在、この不動産を売却すると1000万円という物件であったとしても、不動産担保ローンとしての価値は約7割程度だとされています。そして、その7割程度が、融資額になることが多いです。要するに、金融機関が勝手に決めた評価額の7割しか借りられない計算になります。

上記の場合、

  • 市場価格 1000万円
  • 銀行評価額 700万円
  • で、不動産担保ローンの融資額は700万円の7割ですから、490万円ということです。1000万円の評価額で490万円が限度額ということになります。この数字を低すぎると思うのは当然ですが、金融機関としても回収できないリスクを考えると、妥当でしょう。

    仮に返済ができなくなったとしたら、金融機関では1000万円の不動産を競売にかけます。しかし、未回収の分を売却できるとは限りません。ただでも低金利でローン提供しているのですから、大きなリスクはかけられないということです。審査が甘いだけでも良いと思うしかないのですが、実際に思っているほど借りることができないかもしれないと思って、申し込みされることをおすすめします。

    専門業者の審査が甘いらしい


    消費者金融よりも不動産担保ローンは確実に審査が甘いです。無職でもOKの専門業者があるくらいですから、誰でも価値のある不動産を持っていれば利用ができます。

    審査では、消費者金融と同じく個人情報機関での過去と現在の借入状況、返済状況、他社借入れ情報などを確認します。何もないことに越したことはありませんが、多重債務者であったり、過去の金融事故があったとしても、審査落ちの大きな原因にならないこともあります。多重債務解消のまとめローンとして不動産担保ローンを利用する方もいるくらいですから、個人情報機関の照会は、消費者金融や銀行カードローンよりは審査は甘いです。

    不動産担保ローンの審査が厳しいところだったり、銀行の不動産担保ローンでは、収入がなかったり、返済負担率が高いなどで審査に落ちることもありますが、そんなに厳しくないところですと、案外とスルスルと通ることが多いです。特に多重債務者は不動産担保ローンでまとめローンはおすすめで、それを行うことで、毎月の返済負担率は楽になります。そうした相談も気軽にできるところも少なくありません。

    不動産担保ローンの審査が甘くなるのは、担保の存在です。金融機関では、差し出された不動産に対して、査定いっぱいの融資は決してしません。返済できない時に金融機関が損をしてしまうからです。余裕のある貸付をすることで、審査も甘く金利も低めにしているのです。返済期間も長期間に設定することで、低い金利でもしっかりともとが取れる計算になっています。

    銀行カードローンや無担保消費者金融の借入れと大きく違うのはそうした理由です。不動産の価値、申込者の判断ではなく、金融機関の独自の評価額で行われることから借入額に不満がある場合もありますが、リスクを背負いたくない金融機関に従うしかないのです。しかし、消費者金融からの借入れもできないブラックリストの方も不動産担保ローンに申し込みができ、審査にも通る可能性が高いです。

    担保の価値次第ですが、借入れ金額満足の行くものであり、低金利で完済できることが理想とされるのですが、申し込みの際には、銀行や専門業者などに相談されると良いでしょう。銀行などは1ヶ月近くかかることもありますが、専門業者では1週間程度で審査が終わります。

    ただし、専門業者は金利が高く、最初から返済期間を長めに設定する傾向にあります。そのあたりはよく検討してみることですが、返済期間が長くなるほど1%の金利の違いは大きいです。

    不動産担保ローンは確かな業者に依頼を


    不動産担保ローンの会社は、インターネットなどでネームバリューのある老舗が口コミでも言われています。銀行以外で申し込みを考えている方は、ネームバリューのある専門業者がおすすめです。その他の業者に関しては、口コミの評判などを確認した上で、大丈夫と確信持てるところと判断してから進めることをおすすめします。

    不動産担保ローンは消費者金融とは違い、手続きが複雑です。特に抵当権の書き換えや不動産鑑定士などで、諸経費などがかかります。2年おきの更新料などもあり、不動産担保ローンの悪徳業者では、この諸経費についてとても高額な請求をしてくるのです。最初は何も言いませんし、ホームページにも書いていません。

    その上、評価額を低く設定し、高金利の貸出をしてきます。それもホームページには低金利優遇と言いながら、鑑定士の判断でとか最もらしい説明です。このようなところで契約をしてしまうと、出費がかさむだけではなく、不動産そのものも手放す結果になってしまいますので絶対に注意してください。

    消費者金融よりも多額の借入れ(不動産の価値による)ができる可能性があり、審査も甘い不動産担保ローンでは、必ず確かな業者を選定しましょう。金利は一様に低いのですが、低い方ばかりを見ては危険です。

    借入金に対する利息の低限は、高額な借入れの場合です。ですから、不動産担保ローンの場合でも最高利息の方を確認してください。10%未満が一般的で、10%を超えると少し高いと感じられます。消費者金融とは大違いの低金利です。

    融資金額は評価額によって違います。銀行や業者独自のものを使いますから、いくら借りられるかはわかりません。大方の予想をつけるため、自分で不動産の査定をしてもらうと良いでしょう。

    お金をかけたくない方は、不動産一括査定サイトなどで確認をして、その金額の約6割程度が借入れ額となることが多いです。少ないと感じられますが、不動産担保ローンの借入額は市場価格の7割が評価額とされています。そこからいくらの借入れなのかは金融機関の判断によります。

    その際に、申込者の年収や他社借入、借金の返済状況などが問題になってきます。ただし、それほど厳しくはないですが、融資額には多少影響が出ることもあるとされています。しかし、ブラックリストでも対応してくれますので、その点では安心です。