借りたいけど借りれない

借りたいけど借りれない

お金は必要だけど、どこからもお金を借りることができないといった経験をしたことはないでしょうか。今まさにそんな状態という人も少なくないでしょう。

最近では、銀行カードローンでも消費者金融カードローンでも、融資の申込みがWebからでも簡単にできてしまいます。タイミングによっては即日融資を受けることも可能です。急いでいる人は、スピード融資や30分キャッシングという言葉に目がいってしまうことでしょう。そんな便利な世の中になっているのに、融資を受けることができない人も多いのです。

お金が必要だけど借りることができない、審査に落ちてしまうという場合の多くは申し込む側に問題があるのです。その多くは申込者の属性の問題です。属性というのは様々な項目で成り立っています。

その中でも大きなウエイトを占めているのが、勤務形態です。勤務形態が正社員であれば属性は高く、反対にパートアルバイトであれば属性は低いということになります。属性が低いと融資を受けることが難しくなります。銀行や消費者金融会社の審査基準はそれぞれまちまちです。そして、それは公表されませんから、申し込む側としては祈るような気持ちでカードローンの申込み書を提出しているのです。

それでも、お金を借りることができないというのはどういった状況でしょうか。お金を借りたいけど…というところに問題があるのかもしれません。正社員でもパートアルバイトでも働いていて収入を得ているのでしたら、お金を借りることはそれほど大変なことではないのです。

お金を借りることができないというのは、属性が著しく低くなっている可能性が高いのです。もっと平たく言うと、他社借入れが多く多重債務状態になっている場合です。特に銀行は多重債務にはかなり審査が厳しくなります。ですから、他社借入れがあると銀行カードローンなどの審査には通らないと考えたほうがいいでしょう。

しかしながら、銀行では複数の借入れをまとめるおまとめローンがあります。多重債務には厳しいといいながら、おまとめローンという金融商品を用意しているという矛盾も指摘されているのです。

ですが、複数の借入れが2社あるいは3社程度であれば、多重債務とは言わないかもしれません。多重債務状態というのは、イメージ的にも返済に窮している感じに見えるからです。5社からの借入がある場合では、これはまぎれもなく多重債務と考えていいでしょう。

滞納には気をつけること

気をつけたいのは返済に対する滞納です。滞納は絶対に回避するようにしましょう。返済をするというのは、融資をしてもらう契約をしているわけですから義務と言ってもいいでしょう。ある意味絶対的なものであるのです。

人によっては、口座にお金を入れ忘れてうっかりミスで返済ができなかったということもあると思います。クレジットカードでもローンカードでも銀行や消費者金融会社、あるいはクレジットカード会社によっては滞納がわかるとすぐにでも利用停止となります。

それでも支払いをすれば、すぐにカード関係は使えるようになるので、問題なしと考える人もいるでしょう。しかし、信用情報機関にはしっかりと滞納したという情報が記録されている場合があるのです。

ですが、返済日(引き落とし日)に口座にお金を用意していないことにすぐに気がつけば、銀行あるいは消費者金融会社に連絡してすぐに引き落としをしてもらう。あるいは、こちらから振込むことで事なきを得る場合もあります。それでも滞納したということで社内ブラックになる可能性もあります。

いずれにしても、滞納というのは契約違反と考えられます。だからこそ、誰もが返済しなくてはと思って返済のために新たな借金をしてしまうということです。実際に信用情報機関に滞納したということが記録されてしまうと、他のカードローンなどの申し込みの審査の際に、銀行あるいは消費者金融会社の照会で滞納したと言うことが分かってしまいます。

もちろん、銀行も消費者金融会社も返済能力を重視しますから、滞納したという事実が分かった時点で審査落ちということになってしまうのです。もっとも、一番懸念されるブラックですが、この時点ではブラックではありません。滞納を繰り返して結果的に返済しなかった場合に、簡易裁判所での調停ということになるのですが、この時点でブラック認定されるのです。

ですから、滞納は属性を著しく落としてしまいます。滞納しているというのではなく、滞納しても返済したら問題ないというわけではありません。滞納したという事実がすでに問題となるわけですから、滞納だけはしないようにしましょう。

滞納をしてしまうと、たとえ返済したとしても滞納をしたという事実が信用情報機関に記録されます。その記録されている期間はどこからもお金を借りることができないと考えたほうがいいでしょう。

滞納しても借りる事ができる?

滞納した場合、新たに銀行カードローンや大手消費者金融会社のカードローンなどに申し込みをしても、審査落ちとなってしまうでしょう。これは、滞納情報が信用情報機関を通じて共有されているためです。ですから、銀行や大手消費者金融会社では新しく借入れをすることはできません。

それでは、中小消費者金融会社や街金と呼ばれる小規模な消費者金融会社ではどうでしょうか。この場合は、信用情報機関に加盟しているかどうかが問題となってきます。信用情報機関に加盟していなければ、滞納情報などを照会することができません。ですから、その消費者金融会社は独自審査をするしかないのです。そうなると、滞納をした人でもその消費者金融会社でローンを組めることも可能かもしれないのです。

そのような情報は口コミサイトの書き込みなどで探すことができます。そこには、滞納経験のある人が融資を受けることができた消費者金融会社などを口コミで記入しているからです。それがどこまで信憑性があるのかはわかりません。人によって属性は大きく変わってきますから、横並びで判断することが難しいのです。しかし、一定の指標になることは間違いありません。

もし、全国対応の消費者金融会社でどこからでも申込みができるのでしたら、試しに申し込みをしてみるといいでしょう。また、街金などの消費者金融会社では、信用情報機関に加盟していないことが多いですから、最後の手段としては街金から借りるという方法があります。

消費者金融会社で審査落ちで銀行から借りれることも

銀行のほうが消費者金融会社よりも審査が厳しいのは間違いないのですが、最近は消費者金融会社のカードローンの審査に落ちて銀行カードローンの審査に通ったというケースもあるようです。また、総務省からは銀行カードローンの融資のしすぎにも通達を出したということですから、何か逆転現象でも起きているのでしょうか。

種明かしは総量規制にもあるようです。これは年収の3分の1までしから借入れができないという規制なのですが、消費者金融会社のローンに適用されるものです。ということは銀行カードローンは総量規制の対象外ということですね。ですから、消費者金融会社としても貸し出ししたいのに、総量規制のひっかかってしまって融資ができないのです。

反対に、銀行カードローンからは借りることができるのですから、ここで逆転現象が起こっているということですね。そういったケースはある程度の属性の高さが求められますから、属性が低い人はやはり銀行から借りることはできないと考えたほうがいいでしょう。