
不動産担保ローンの借入可能額
不動産担保ローンを取り扱う金融機関や融資会社は、それぞれに融資額の上限を定めています。
と同時に、不動産の評価額によって借入可能額が決まります。極端な話ですが、同じ土地の隣同士の不動産でも評価額によっては大きな差が出たり、金融機関によっても評価額が全く違うこともあります。
不動産担保ローンの担保評価の上限は、売買した場合の価格ではないと言われています。
評価(融資)の目的としては、返済できなくなったときにすぐに換金できることが条件になります。
短期間で売却可能な価格を上限とすることが多く、一般的に相場の7割程度と言われています。
銀行系の不動産担保ローンでも、最近では東京スター銀行やSBIネット銀行では1億円の借入可能額が提示されています。金利も最高でも8%台ですが、変動金利か固定金利などで上下します。
しかし、ノンバンク系金融会社では10億円の提示になっていて、資金調達には有利ですが、金利(固定)が10%以上になる事が多いです。返済シミュレーションなどでじっくりと検討しなければ、長期返済になった場合の1%の金利の差は大きいです。
また、既に担保物件が1番抵当権が設定されている場合もあります。2番の順位だとしても融資をするローン会社を選ぶ必要があり、1番抵当権の抵当権設定額を差し引いた融資額になってしまうので注意が必要です。